マネーの虎【世界一のパスタ屋】収録まとめ完全版！９８０万円マネー成立！［立花洋］
いくらを希望しますか？
９８０万円を希望します。
そのお金の使い道は？
世界一のパスタとピザのレストランチェーンを開業致します。
世界一のピザとパスタのレストランですか？
えっと、それ一体どんなものなんでしょうか、世界一というのは？
世界一、お客様のことを考えることが出来るレストランです。
私が作りたいのは、例えばパスタ・ピザ、よくチェーンなんか大手さんやってらっしゃいます。
異常に安いレストランももちろんありますけど、大体千円から２千円。
パスタって麺の原価は１人前で大体３０円から４０円ぐらいなんです。
それに具とかソースとか入って作るんですけど、材料費２０％切るところも山ほどあるわけです。
僕の理想としては、それボッタクリじゃないかい？
もっと美味しいもの作れるんだったら
例えば冷凍を使わないとか、もっと美味しい麺出そうとか、ソースもレトルトもの使わないで、生から仕込んで
これが本当の美味しいパスタなんだよ！
トマトの味ってこう調理するとこんなに甘くなって美味しくなるんだよ！って。
そんなレストランですね。
私が作りたいのは。
世界一のピザって言われたじゃいですか？
ええ。
それは単なるキャッチフレーズですか？
それとも、本当に考えてるんですか？
考えてます。
本当に考えてるの？！
はい。
ただ、キャッチフレーズでこうやってるわけじゃないの？
違います！
じゃあ世界を周ったんですか？
なんと比較して世界一なんですか？
私が行きましたのはアメリカとフランスだけです。
じゃあ世界じゃないじゃないですか。
キャッチフレーズでしょ？これ。
はい。
違うの？
いえ。
だったら最初からおかしいじゃないですか。
世界を周ってないのに世界一って言えないじゃないですか。
まあだけど、それは世界の標準的なタイプを推定してってことですよね。
まあそういったことは…。はい。
まああの、言葉の例えなんで。
まあ、あんまりそこを攻めても。
僕今、事業の中でパスタ屋に凄い興味あるんですよ。
具体的なサービスマニュアルもあるわけですよね？
世界一って書くってことは。
それを順番に説明してもらった方が。
そっから言いましょう。
まず店舗から、ご説明します。
私が考えてる物件は茅ヶ崎って所にあるんですけども…
２０坪前後。これで４０席を考えています。
カウンター、テーブル、あとブースというお席。これを作ります。
それと、カウンターってのはですね…
一応バーカウンターを考えていますので、アルコール販売、カクテルなどそちらから販売できるという。
それと、全てオープンキッチン。
店舗２０坪全部が見渡せる状態になります。
店長っていう一人が完全にお客様を見渡せる。
あそこのテーブルもあそこも…
テーブルの上は見えません。
別にそれはあるけどね。
六本木あたりにでも。
パスタを食べる人はそれを求めてるかどうか。
僕を凄いなと思わせてくださいよ、もっと。
この凄いな！ってところを。
例えば、バーカウンターみたいなのがあって、テーブルがあって、これじゃあ別にね、普通のラーメン屋さんと変わらない。
世界一になろうとか日本一になろうとか
拘りもってくるのには、もっと他と比べて秀でてる所が無ければ…
これは人には出来ないことだと。
こういったサービスは今まで考えられて無かったんだと。
私はこの業界、飲食業界を２２年間やってまいりました。
前職は○○（ピーッ）というパスタ専門店で、現在４店舗営業していますけど、そこで４年間勤務しておりました。
会社が大きくなったり、規模がどんどん大きくなって行く時に、社長の目が変わっていくんですね。
お客様、お客様って、経営理念にも書いているくせに…
書いてるくせにです！
利益追求に走ってしまう。
そちらの方に目が向いてる。
本当にお客様のことを考えて、お客様の一挙手一投足考えて、喜んで頂けるのにはどうしたらいいか。
本気で考えてるオーナーって、いなかったです。
うーん。
今までの職業の、何回か変わってますよね。
ちょっとその経歴を教えて頂けます？
２２歳でロイヤルに入りまして、７年間そこで勤務しました。
店長までですけど。
あとロイヤルホスト。
これ九州は鹿児島から東京まで、約３０店舗ほど周りました。
社長の交代と同時にロイヤルホスト辞めまして、アメリカにロイヤル時代に研修何回も連れて行ってもらいまして、良いレストランもいっぱい見てましたので、アメリカ行こうっかなー、とも思ったんですけど、ちょっと資金が無くてですね。
その後は？
紹介で横浜プリンスホテル。
横浜は磯子にございますけど、そこに入りました。
プリンスホテルの場合は、７年間やってきましてですね
最初は２～３年で自分勉強できると思ったんです。
だって自分経験ありますから。
いくら１万５千円とは言えですね、経験できるだろうと２～３年で勉強できるだろうとタカを括ったんですね。
行ったらやっぱりお客様が全然違うんですね。
ルェヴェルが違うって言うんですか。
一番何が得意だと思います？
自分の長所。
お客様のために、自分精一杯のサービスをして、絶対笑顔にする自信はあります。
そして、そういう人間を作る自信があります。
俺もう出してもいいな、この人だったら。
しかしこの後、あの飲食の虎が美空ひばりの息子、加藤和也に噛み付く。
僕は商売成り立たないと思うんだけどね。
この後、大波乱が！
店長だった時に、経営者に求めるものって何でした？
会社を支えてくださってる方々の幸せ。
幸せって何？
幸せって。
僕さぁ、思うんだけど、何のためにここに出て来るか分かんないんだけど…
自分が儲けるために出て来るんじゃないんですかね？
それが幸せじゃないんだ？
ええ…
あなたは月幾ら貰うんですか？
欲しいんですか？
あのー、それのことは…
自分の金のことはあまり考えてません。
俺だったらいつも思うけど、これをやるのに自分はトップやるわけだから、俺は最低５０取るよと。
残りで利益出すってものを、俺は考えるんだけど…
確かに言ってることは凄く良く分かるし、僕もあなたと同じように２０年間現場やってきてさあ…
よく分かるんだよ、言ってることは。うん。凄くよく分かる。
でも、経営者なっちゃうと、変わっちゃうんだよね、これ。
僕もイタリアンやってたけど、確かに原価をかけると、本当にウマイもの作っちゃうんですよみんな。
やっぱ４０％５０％掛けて、お客さん美味しいって言うんだよ。
美味しいに決まってんだよ、原価高いんだから。それは。
ただ高いもの、良いもの出せば、美味しいに決まってるから、但し利益はそれだけ圧迫されるわけじゃないですか。
はい。
その利益でもってみんな生活成り立ってるし、根本的な数字の考え方が無いと、僕は商売成り立たないと思うんだよね。
だけど、今はお金要らないってことですよね。
はい。
あのー、最初は頑張るんだと。
お店が大きくなれば、お金を取っていくんだと。
あなたは、これから経営者になろうとしてるんですけども、経営者の中で一番あなたが大事だと思うことは何ですか？
お客様の笑顔です。
私が今一番大事にしている言葉が…
東京プリンスホテルでお会いしました（株）ヤナセの柳瀬次郎会長。
この方が「立花君。お客様を知ることが商売だよ」と。
ただこれだけです。
お客様を知るって何だろうなあ。
これ私のテーマでした。
お客様を知る。そりゃ顔見れば分かります。お話すれば分かってきます。
でも…
どう知りますか？
これ毎日の経験でしか無いです。
一生懸命見るしか無いです、お客様を。
コンピューターを買いに行こうとしているお客様の気持ちは分かりません。全く分かりません。
でも、お腹空いた。
ゴハン食べたいなって人の気持ちは分かります。
心は分かります。
あなたの短所は何ですか？
ひと言で言ってください、正直に。
情熱…、血が上っちゃうところですか。
あなたの短所は何ですか？
ひと言で言ってください、正直に。
お客様を無視したサービスをしたとか、怠慢こいた時の部下に対する怒りですね。
爆発します。
爆発する！？
はい。
要するに、自分の部下が怠慢こいた時に爆発するんだ？
そうです。
出来ないことを…
正義感が強いってことだね。
それ短所？
これ短所です。
いいですか、出して？
加藤君、利益ないぞ、大丈夫？？
大丈夫ですよ。
俺あんまり儲かるような気がしないんだよね。
いやー、俺出したいんですけど、ダメですか？
ということで、じゃあ加藤さん全額９８０万円投資ということでよろしいですか？
大丈夫です。はい。
この時点であなたの希望額に合計額が達しましたので
マネー成立です。
どうぞ頂いてください。
頑張りましょう！
血の一滴、一枚一枚、使わせていただきます。
もう、彼の考え方。
最後、短所凄く好きなんで。はい。
それだけです！はい。
結果で勝負します。
