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マネーの虎【モンゴルタクシー】収録まとめ完全版!1800万円マネー成立![辻康裕]

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モンゴルタクシー
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日本にて虎の前でプレゼン

 

いくらを希望しますか?

 
 

1752万円を希望します。

 
 

そのお金の使い道は?

 
 

発展途上国モンゴルで事業を始めたいと思っています。

 
 

モンゴルで事業を起こされるということなんですけども、一体どういった内容の事業なんでしょう?

 
 

はい、モンゴルでタクシー業をやりたいと思っています。

 
 

タクシー業ですか…

 

僕のイメージではモンゴルは平原なんですけども、あちらの方にタクシーってのは需要はあるのですか?

 

はい、需要はあります。

 
モンゴルタクシー

というのは、モンゴルの鉄道は長距離のものしかないので、主な交通手段はトロリーバスしかありません。

民主化以降、大量の自動車がモンゴルに入りまして、その多くが白タクとして営業をはじめました。

ただ2年前から、メーター機を取り付けたタクシーが登場しまして、その安心感から登場以来爆発的な人気を博しています。

そこで私が考えているのはリース式タクシーです。

日本で一般的にタクシー会社というのは、多数の車両を保有しまして、社員という立場で乗務員が存在しています。

モンゴルでは、自分の所有物でないものに対しての考え方が日本人とは違います。

私が考えているタクシーのシステムとしては、会社が車両を用意しまして、乗務員の方と一定期間のリース契約をします。

その期間乗務員は、会社に対して毎日売上の中からリース料を支払い、期間満了時に晴れてそれまで使用していた車が自分のものになる。

このように考えています。

 

何年リースなんですか?

 
 

金額によって左右されますが、一般的に1年半から2年を考えています。

 
 

最大2年でリース契約が満了ですよね?

 
 

リース契約が満了しましたら晴れてその車は運転手のものになります。

 
 

運転手のものになるということは、もうタクシーには使わない訳ですな?

 
 

使いません。

 

ローンというシステムがまだないモンゴルでは、車はまだまだ手の届かない品です。

その車が手に入るというメリット。

乗務員にも会社にもメリットがある合理的なシステムです。

モンゴルタクシー

彼は乗務員がリース料を支払い、期間満了時に車両が自分の物になる形態のタクシー会社を設立したいという

 

なぜモンゴルなの?

 

あなた何かモンゴルに関係あるの?

あなたモンゴル人じゃないんでしょ?

 

私は日本人です。

 

日本人ですが、現在モンゴルの首都ウランバートルで生活しています。

 

貨幣価値はどうなの?

 

日本の1万円はどれくらいの価値があるの?

 

物価水準は日本の約20分の1と考えてください。

 
 

20分の1ね…

 
 

1ヵ月当たりの月収は6千円とモンゴル政府が公表していますが、実際は副業を含めますと1万円くらいではないかと私は思っています。

 
 

あなた日本人で、向こうでタクシー屋さんをやりたいということですよね。

 

許可問題とか、外国企業の排斥とか、そういった問題は何もないんですか?

 

私はすでに7年間モンゴルにおりましたので

 

そういった情報、そしてノウハウを全て持ち合わせていると自負しております。

今年からライセンス制を国が持ち始めまして

「最低必要台数が30台以上から」という情報をいち早く私は入手しましたので、すでにライセンスを取っております。

 

日本人でも認可が取れる自由な感じなんですね?

 
 

私はモンゴル人の妻がおりまして、妻の名義で取得しております。

 
 

あっ、はい。なるほど…

 
 

今どんな仕事してるの?

 
 

独立しまして、観光会社を設立しました。

 
 

それは日本人向けの観光会社ですか?

 
 

そうです。

 
 

それは儲かってるの?

 
 

はい、年商で2千万円ございます。

 
 

向こうで2千万円?

 
 

はい。

 
 

向こうで2千万円、2千万って20倍…

 
 

向こうで2千万円、凄いね…

 
 

しかし今の仕事で年商2千万円もあったら、自分の資金で出来るんじゃないの?

 
 

モンゴルでタクシーも、ライセンス制が出来まして、必要最低台数が30台以上からということで、実際資金が足りない状況です。

 
モンゴルタクシー
 

きっと観光客は夏だけなんですよね?

 
 

そうです。3ヵ月から4ヵ月間。

 
 

旅行の方で忙しくなるじゃないですか?
両方回せるんですかね?

 
 

回せます。

 

旅行とタクシー業というのはリンクしています。

日本から来たお客様をご案内する時に車両が必要です。

 

観光客を相手にしてるんですか?

 
 

観光客もそうですが、実際のモンゴルで暮らしている人も対象にしたいと思っています。

 
 

でもタクシーに乗るっているのは結構高価なものでしょ?

 
 

モンゴルでは交通手段がトロリーバスしかありません。

 

ですからバス停にはいつも長蛇の列が出来ています。

しかもモンゴルの冬はマイナス30度から40度まで気温が下がりますので、日本の感覚よりもドアトゥウドアのタクシーはより日々な使途という位置づけになっています。

 

タクシー会社やるには車を日本から買って持って行く訳?
向こうで調達するの?

 
 

私が考えているのは韓国から車両を持ち込んで、それで走らせようと考えています。

 
 

モンゴルの国産車はまだ無いんですか?

 
 

モンゴルではまだありません。

 
 

車を購入するルートはあるんですか?

 
 

すでに韓国に中古車業者に当てを付けておりまして、あとはお金という状態です。

 
 

1台あたり50万円くらい?

 
 

はい、55万円を見込んでいます。

 
 

30台買うの?

 
 

はい、30台を考えております。

 
 

あと諸経費ってありますよね。

 

オーナーが払う諸経費って月額1台にあたりどれくらいあるんですか?

日本で言うと保険代とかなんかは?

 

モンゴルでは保険制度がありません。

 
 

経費はゼロ。
ガソリン代は?

 
 

ガソリン代も全て運転手持ちです。

 
 

辻さんの話を聞いていると、物凄く良いこと尽くめの話なんだけどもね…

 
 

保険が無いってのが一番怖いよね。

 
 

そうですね。

 

私がモンゴルのスーパーマーケットで4年間働いていた時に、日本式経営を押し付けました。

モンゴルタクシー

私はその時に、日本式経営が世界でナンバーワンだと思いました。

ただ従業員にとってはそんなことはどうでもいいことでした。

彼らにとってはいくら売ったらいくら自分にバックするのか、どれくらい自分に返ってくるのか、それが全てでした。

私はいつも言ってました。

一生懸命頑張ればみんなの利益になります。

そのために頑張りましょうと。

ただみんな「それはいつですか?」「いつですか?」

私にはその時期を言えませんでした。

この教訓を活かして、私が7年間モンゴルにいた中で培ってきたもの、その中でこのタクシーのリース式は非常に理にかなった現状に則したものだと思っております。

人の儲け心を活かして統制をとっていく。

確かに保険制度も何もありません。リスキーかもしれません。

ただ誰しもが幸福を追及しています。

子供にも良い服を買いたい、奥さんにも良い物を買いたい。

そのために一生懸命頑張る。

 

逆にリスクを運転手さんに乗っけちゃうことで

 

非常に円滑にまわるという国民性なんですね。

モンゴルの方は、国民性がいわゆる個人なんですよね?

なので凄く理に適ってると思いました。

そうですね…

まあちょっと、自分でも学習しなくちゃならない部分がいっぱいあると思うんですけども。

とりあえず600万円出します。

加藤社長
 

あなたさっき、タクシー会社のライセンスは取ったと言いましたよね?

 

30台無いと取れないのにどうやって取ってるの?

 

タクシー業の認可を得るために、30台の車両が必要です。

 

車両を用意する前に資料を全て提出しなければなりません。

今までの社歴がキチっとしてきた会社かどうかがチェックされ、その後また彼らが要求した資料を提出します。

その段階を踏んで初めて認可されて行きます。

 

今なんか話がボケちゃったよ!
今のあなたの話の仕方って。

 
 

はい。

 

私は30台車両を揃えることによって、タクシー業のライセンスが貰えると思います。

担当している担当者からもまず会社の資料を持ってきてくださいと…

 

その担当者が明日タクシーで轢かれて死んじゃったらどうなるの?

 
 

担当者は実際3名おります。

 
 

3名から約束は貰ってるの?

 
 

貰っています。

 
 

コネクションがあるからと考えていい訳ですね。

 

コネクションが無い方はそういう約束は取れないという訳ね。

 

取れません。

 
 

ちょっとひとつ聞きたいんですけども。

 

ビジネスとして僕たぶん上手くいくんじゃないかなという気がしてまして、投資家としては出してみたいというのはあるんですが…

普通では与えられないである弱者の人にチャンスを与えるという意味で投資するのが僕好きなもんでしてね。

今回辻さんはモンゴルにおいてはかなり強者なんじゃないのかなと。

これで1千何百万円というお金を出して、その何十倍もの価値のあるモンゴルに持って行って資本力で勝ってしまうという。

すると何か強い人に応援しているみたいで、僕の投資の目的としては外れてしまうんですよ。

高橋社長
 

私にとって、もし事業に必要な金額を投資していただけるのであれば、それでもって強者になった訳ではありません。

 

私はサッカーで言えば所謂アウェーの中で戦うようなものです。

非常に誰も助けてくれる人がいません。

いざという時は、やはり外国人ということで排斥受けるかもしれません。

明日にも国を追われるかもしれません。

モンゴルでこんな諺があります。

「恐れるならするな。するなら恐れるな」

これは私がいつも心の中に思っていることです。

確かに保証も保険も全くありません。

ただ一旦やろうと思ったことに対しては、何がなんでももやり遂げる、信頼を勝ち得る。

私はそのような姿勢で頑張っていきたいと思っています。

 

俺ホント辻さん好き。

 

辻さんに惚れた。

辻さんを気に入ったことと、もう信頼しかないのでね…

恐れるならするな、するなら恐れるな。600円(万円)

川原社長
 

ありがとうございます。

 
 

現地の方々のビジネスチャンスを摘んでることにはならないですかね?

 
 

いえ。ならないと思います。

 

ストリートチルドレンの問題があります。

これは一説によると2千人のストリートチルドレンがマンホールの中に住んでいると言われています。

ただ彼らはお父さんお母さんがいないのではありません。

お父さんお母さんは実際に存在します。

ではなぜストリートチルドレンになるかと言いますと、特にお父さんなんですが、仕事をしたいんだけども仕事のやり方がわからない。

それで飲んだくれます。

それで子供を殴る、お母さんを殴る、そのようなことに耐えられなくと子供たちが家から出ていきます。

そのような人達に、さあ来てくださいといって仕事を提供するわけではないですが、キチっと仕事をしたい人にはキチっとした仕事の場を与えて、まっとうな生活をしていただきたいと、その中でみんなが幸せになっていく。

これは非常に大きなことだと思います。

 

現地一回行かせてください。

 

僕前にマンホールに住んでいるホームレスの子達のことをテレビで見まして、それを先ほどの話で思い出しまして…

利益を何かボランティアのために使えるみたいな…

綺麗ごと言ってるみたいで申し訳ないんですが、割と僕お金に関してはもう満足しちゃってるんですよ。

この程度の僕の会社の売上で。

これ以上何かをやってお金儲けたいというよりは、本業の方で儲ければいいと思ってるもんで、そのタクシービジネスが儲かるのではれば、なんかボランティアできたら面白いかなって。

僕がモンゴルに行った時に、利益の何割をこういう形でモンゴルのために使いたいと、どういう使い方をするのか提案してもらう。

高橋社長
 

その条件を飲めるのであれば?

 
 

よろしくお願いします。

 

その後モンゴルにて

 

高橋がなり社長と吉田栄作はモンゴルのウランバートルに降り立つ。

辻さんからウランバートル内のゲル地区を案内され、マンホールの中、お父さんが月給2500円で養ってる家庭の住まい、血圧計なのでの医療機器すらも全くなく聴診器程度しかない医療現場などを視察する。

 

辻さん、高橋さん、今日は1日お疲れ様でした。

 

ここで高橋社長の方から、最終決断をいただける時が来ました。

加藤社長、川原社長から各600万円の投資がすでに決まっています。

そして高橋社長の方からは、条件付きということで、残りの552万円がこの最終決断によって決まるか決まらないかという所に来ております。

モンゴルタクシー
 

私が本日色々な場所をご案内しまして

 

貧しくても一生懸命頑張って子供たちに何か夢を与えらえる文房具、あるいは黒板などを寄付することによって、夢を見て夢に向かって頑張ってもらう。

また私もタクシー事業を通じて、自分の夢に向かって邁進したいということを最後のアピールとしたいと思いまして、今日は色んな所を案内させていただきました。

 

まず最初に、辻さんのお陰で貴重な体験ができたことを嬉しいと思っております。

 

ありがとうございます。

まさに僕はマネーの虎で辻さんみたいな方と出会いたかった。

高橋社長

その方がいなければ、たとえお金があっても出来ないであろうことをしていきたい。

人との出会いという部分で、マネーの虎で自分にチャンスを与えてくれる方と出会いたい。

という部分でやっと望みのことが出来るかなという感覚があります。

ただやっぱり一番自分が引っかかっている部分が、強者を助けていいのかなという…

そこで僕のポリシーである、能力はあるんだけども力のない人を応援してあげようという部分において、辻さんはモンゴルにおいては力のある人なんじゃないのかなあという部分がどうしても引っかかるんですよ。

それで辻さんにハンデキャップを与えたいと思ったんですよ。

売上の何割かを強制的に税金取られるような感覚で、僕は医療機関でもよろしいと思いますし、無条件にボランティアに使っていくということをしていただけないかなと。

それが僕の考える所のハンディキャップという考え方です。

吉田栄作
 

高橋社長がテーマを出していただきまして、私自身非常に悩み、そしてまた考えました。

 

今回自分の中で動き周って調査した結果、自分が知らない部分、色んな人に出会いました。

自分が働いた中で返していくってのは、モンゴルがあるからこそ自分が利益を得れれる、売上を得られる、そういったものに対してお返しをしていくのは素晴らしいことなんだと…

高橋社長が言われたことはこういうことなんだなと、おぼろげながら見えてきました。

私は利益の中からというのを想定していたんですけども、売上ということであれば、具体的な数字をあげますと、5%ならば間違いなく出していける金額だと思っています。

モンゴルタクシー
 

僕の考えていた数字と全く同じです。

 

ここで10%と言うと、今度は経営者として失格かなという部分で、5%というのは僕が考えていた数字と全く一緒で、それを本当に実践していただけるのであれば、僕としては本当に夢を買えるという気持ちで嬉しいです。

ビルゲイツになりたいと思いました。

いくら助けたいと思っても、今の自分ではたかが知れているわ。

あまり剥きになってしまったら自分の本業潰してしまうぞという意味で、僕は辻さんに種を預ける。

これを大きくしていただいて、実をいっぱい成らしていただいて、それを配っていっていただけると嬉しいな。

是非とも事業を大きくしていただきたい。

いっぱい儲けていただいて、いっぱい色んな所にお金を使っていただけると。

 

ということは、552万円ということでよろしいでしょうか?

 
 

僕的には3者同額というのを希望していますので、600万円を希望します。

 
高橋社長
 

この時点であなたの希望額に合計額が届きましたので、この時点で
マネー成立です。
おめでとうございます。

 
 

ありがとうございます。

 
 

これから大変だと思いますが期待しています。

 
 

はい。頑張ります。
よろしくお願いします。

 

このお金はモンゴルの人達のためにもなる、またもちろん私のためにもなる、これは預かったお金です。

この預かったお金で命を掛けて商売をして、そして利益を出して必ず期待に応えたいと思います。

一生懸命頑張りますので応援してください。

よろしくお願いします。

 

頑張って下さい。
期待しています。

 
 

どうもありがとうございました。

 

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